むかしながらの古本屋さんを思い出させる漫画『金魚屋古書店』

BOOKS

古本好き・漫画好きが必ずハマる漫画

『金魚屋古書店』 

作者:芳崎せいむ

出版社:小学館

掲載誌:月間IKKI/全17巻

この本を見つけたときに一気にハマりました。

古き良き時代の「古本屋さん」を思い出す漫画。

主人公が、古本屋店主のおじいさんに代わって店長代理を務め、

様々な人々と関わりながら、古本屋さんにある漫画本が紹介されていく、

といった感じの内容。

古本屋さんの地下の蔵書量が半端なく多くて、

ダンジョン化しているというあたりは凄い内容ですが、

登場人物のキャラや紹介される漫画の情報量が多くて、

古本漫画の教科書みたいな存在でした。

一度読んでもまた忘れてしまいますし、

この漫画をきっかけに、

漫画貸本屋さんに行ったり、

紹介されている本を買ってみたりと

かなり影響されました。

読んだことのある漫画だと、ネタバレしない程度のセリフが出てきたりして

ニヤリとさせられる部分があります。

本当に漫画が好きで、

漫画を読んでいないと書けない漫画なので、

作者の造詣の深さに感銘します。

ノスタルジックな古本屋さんを求めて

九州の田舎の地方都市に住んでいると、

個人の古本屋さんはもう存在していないといってよいと思います。

もちろん、安く本が手に入るようになったBOOKOFFや、

Amazonや楽天などのネット購入も時代の流れとして、

止むを得ないこととは思います。

しかし、高校生・大学生の頃に古本屋さん通いをしていたものとしては、

あの頃の古本屋さんのノスタルジックな感覚が忘れられません。

探していた本が見つかる喜び、

偶然出会った面白そうな漫画、

そして、最近の古本屋さんでは味わうことのできない、

かなりむかしに発刊された本との出会い。

BOOKOFFでは古すぎて買取できません。

といった本が面白かったのに、

それらの本は、都会の古本屋街でしか見つけることが出来なくなってしまったようです。

図書館で見つけた古い本が欲しくなった時も、

ネットで購入するのが一番です。

でも、今も昔も本屋さんに行くのが好きな性分なので、

新刊の本屋さんでは味わえない、

大手古本チェーンでは味わえない、

あの昔ながらの古本屋さんで、

宝物を探すような感覚がもう身近では体験できない・・・。

とても残念ですが、時代の流れですね。

古本屋さんが宝の山だった頃

それで、20年頃前までまだ個人の古本屋さんが生き延びていた頃に、

古本とゲームソフトを売っていたお店がほとんどでした。

そこは今のBOOKOFFなんかと同じです。

そんな時に、

段ボールに入っていたファミコン裸カセットや、

ショーケースの中に入っていたゲームソフトたちが、

今我が家の主力メンバーです。

そんなお店があったので今でも私は、

レトロゲームライフを満喫できています。

古本屋さんは、今も昔も宝の山だと思います。

でも、確実に昔の方がお宝は眠っていました!

コメント

タイトルとURLをコピーしました