1980年代のゲームセンターを彩った名作たち。そのひとつ『ギャラクシーウォーズ』が、1995年にスーパーファミコンで復活していたのをご存知でしょうか? 今回は、そのSFC版『ギャラクシーウォーズ』を通して、当時の「駄菓子屋ゲーセン文化」や『ゲームセンターあらし』の思い出を振り返ります。
「ポストインベーダー」になれなかった名作
- アーケード稼働開始:1979年8月
- 開発元:ユニバーサル、タイトー
- ジャンル:固定画面シューティング
『スペースインベーダー』(1978年)に続くシューティングゲームとして登場した『ギャラクシーウォーズ』。横移動しかできなかった『インベーダー』に対し、本作では“ミサイル自体”を操作してUFOを狙うというユニークなスタイルでした。
ニョロニョロと降り注ぐ敵のミサイルや、横に動く隕石を避けつつ、自機のミサイルをコントロール。サウンドや爆発音など『インベーダー』と同じ効果音が使用されていたのも印象的です。
しかし、ほどなくして登場した『ギャラクシアン』の派手さに押され、「ポストインベーダー」の座は譲ることに。
SFC版『ギャラクシーウォーズ』は一味違う
- 発売日:1995年1月13日
- メーカー:イマジニア
- 価格:6,578円
- ジャンル:固定画面シューティング
スーファミに移植されたのはこの1本のみ。モードごとのバリエーションが豊富で、単なるレトロ移植にとどまらない工夫がなされています。
【収録モード】
- オリジナルモード:モノクロ&カラーバージョン
- チャレンジモード:スコアアタック
- ネオモード:葉っぱのような新ミサイルを追加したリメイク版
子どもの頃はすぐゲームオーバーだったのに、大人になってから遊ぶと意外に長く生き残れる──そんな“成長”を感じられるゲーム体験です。
裏技紹介!「裏チャレンジモード」で激ムズに挑め
本作にはふたつの隠しコマンドが存在します。
① 残機99機コマンド
操作手順:ゲーム中にポーズ →「A、B、X、Y、A」
→ チャレンジモード以外で残機が99機に!
② 大爆発モード
操作手順:ネオモードでミサイル発射後、「L、R、セレクト」同時押し
→ 敵を一掃してその面をクリア(ただし1ミス扱い)
この2つを駆使すれば、いわば“裏チャレンジモード”が完成。進むごとにUFOの攻撃が苛烈になり、隕石も高速&巨大化。歯ごたえあるプレイが楽しめます。
『ゲームセンターあらし』と共に蘇る記憶
SFC版のパッケージには、あの『ゲームセンターあらし』のキャラクターが!
当時、『コロコロコミック』といえば「ドラえもん」から「ゲームセンターあらし」に移行した衝撃を覚えています。作中に登場するアーケードゲームは、
- スペースインベーダー
- パックマン
- ムーンクレスタ
- ドンキーコング
- クレージークライマー
- 平安京エイリアン
など、まさに駄菓子屋ゲーセンの黄金時代。
すがやみつる先生セレクトで、これらを集めたミニ筐体コレクションや、オムニバスソフトとして再リリースしてほしいものです。
おわりに:あの頃の“熱さ”を、もう一度
『ギャラクシーウォーズ』は、派手さこそないものの、当時のアーケード文化や子ども心を思い出させてくれる“味わい深い一本”です。
ふと「ゲームセンターあらし」の漫画やアニメが見たくなったあなた、今夜はレトロゲーム&懐かしアニメでタイムスリップしてみてはいかがでしょうか?
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