「クソゲー」の本質を純粋に愛することの意味

BOOKS

いつしか「クソゲー」を探し求めることもあった

『超クソゲー』 

著者:阿部 広樹、箭本 進一

発行日:1998年3月1日

出版社:太田出版

定価:1300円+税

「クソゲー」という言葉がいつしか誉め言葉のようになりました。

ゲームをしていて夢中になり、クリアしたいという欲求から、

いつしかお笑い番組を見るかのように、

面白くないゲーム自体をネタにして楽しむような感じになりました。

この本でも冒頭に出てくる、

『たけしの挑戦状』は、

ファミコン世代のひとはもとより、

後世に語り継がれる伝説の「クソゲー」となりました。

2000年頃から始まったmyレゲーブームのときも、

ひと通りの懐かしいファミコンを買いそろえたあとは、

プレミアになっていたソフトを探したり、

サターンやメガドラ・ゲームギアといったSEGAのゲームに舵を切りつつも、

「クソゲー」も頭の片隅に入れながら、

ゲームソフト探し廻っていました。

「クソゲー」を味わう本質は、プレミア化していないソフト

この本に載っている

SFC『スマッシュTV』や

SFC『美食戦隊 薔薇野郎』なんかは、

直ぐに手に入れましたが、

『美食戦隊 薔薇野郎』は当時から、

じわじわと値上がりが始まっていたのを思い出します。

SS『デスクリムゾン』なんかは、

有名になりすぎて私が住んでいる街では到底見つかりませんでした!

しかしながら、

この本でも紹介されている、

MD『マイケル・ジャクソン ムーンウォーカー』駿河屋参考価格:13600円

PCE『姐』 駿河屋参考価格:11700円

SS『スリー・ダーティー・ドワーフズ』 駿河屋参考価格:10500円

なんかは、プレミアソフトの道を歩んでいるので、

単に「クソゲー」でも馬鹿にできない感じになってきています。

本当のクソゲーは、

20年以上の時を越えてもプレミア化してないゲームソフト。

そんなゲームを探し求めて、

遊んでみて不条理さを味わうことも、

レトロゲーマーのたしなみなのかもしれません。

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