映画『ドーナツキング』から学べる人生で大事なこと3つ(ネタバレ注意)

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(ネタバレ注意1) 勤勉さの重要性とカンボジア内戦

映画「ドーナツキング」(2020)

原題:The Donut King

監督:アリス・グー 製作総指揮:リドリー・スコット

ドキュメンタリ―作品/98分/アメリカ

最近映画館に行っていないな・・・と思って、

地元の映画館のサイトを見ていて発見してしまった映画。

先ずは、カラフルなドーナツの絵や写真に目を奪われました。

どうやら、

アメリカにわたってきたカンボジア難民がドーナツ屋さんで大もうけした話で、

ただの「アメリカンドリーム」の話だと思っていたら大違い。

主人公のデッドが、真面目なんですがジェットコースターのような人生を送っています。

前半は、難民だったテッドがいかにして「ドーナツ王」と呼ばれるようになったのか。

カンボジアで起こった内戦が、なぜ多くの難民を出してしまうことになったのか。

カンボジアの内戦は、高校の世界史で「ポル・ポト派」「クメール・ルージュ」

と言う予備知識はあったものの実際の惨状はこの映画でよくわかりました。

独裁者の身勝手な言動が国を滅亡の危機に追いやってしまうかがわかります。

また、アメリカで成功していたデッドがカンボジア難民の面倒をみます。

アメリカ西海岸ロサンゼルスのドーナツ屋さんの90%がカンボジア系の経営だなんて、

この映画を見るまで知りませんでした。

東海岸の覇者「ダンキンドーナツ」が西海岸に進出しても、

カンボジア店主たちのドーナツ屋さんに負けて撤退していきます。

でも、休みなく働くカンボジアの人たち。

子どもも大事な労働力になっていて少しかわいそうでした。

でも、異国で成功することは大変なことだと想像できます。

(ナタバレ注意2) ギャンブルと家族

みんなから尊敬されて、大金持ちになったテッド。

ラスベガスに行って、賭け事をしてしまってから大きく人生の歯車が狂ってしまいます。

真面目過ぎるのもダメなのか、反動が凄すぎて、

前半に尊敬していたテッドのことを後半は普通の、

いや普通以下のジャンブルおやじに成り下がってしまいます。

そこが、何とも言えないシュールな感じがしてきます。

あんなに苦労して手に入れた地位や名声や資産も、

歯止めが利かなくなるギャンブル依存症であっという間に、

すべてを失ってしまうことになります。

尊敬されていたカンボジア難民や家族さえもデッドから離れていきます。

私はパチンコはしませんが、

マージャンと競馬は大好きです。

身を滅ぼすまでのめり込むことはないとは思います。

でも、誰もが要注意です。

この辺りは、反面教師感が出ていて人生の教訓になる場面となると思います。

ただ私は、

レトロゲーム購入歓喜依存症

になっているのは間違いありません。

(ネタバレ注意3) 2世がつくりだすドーナツ革命

落ちぶれてしまった「ドーナツ王」のテッドは、

平和になったカンボジアに帰ってしまいます。

そして現代のアメリカでは、

カンボジア難民の2世たちがロスのドーナツ業界を引っ張っています。

カラフルなドーナツに、

新商品開発のよって生まれる新感覚のドーナツ。

そしてSNSを使った宣伝など、

先代がはじめたドーナツ屋さんとは違ったやり方で経営しているようです。

やはり大学で経営学を学んで実践すると、

子どもの頃から手伝ったいた仕事のイメージとは違い、

いろいろなアイデアをもとに、

売り出していくんだなと思いました。

いや、劇中のうんちくんドーナツなんて、

小学生には受けるだろうし、わたしも是非食べてみたい。

それぞれの店が工夫して切磋琢磨して、

大手チェーン店に負けないようにしているんだと思います。

ということで、

こんなにドーナツばかり1時間半以上見せられると、

絶対帰りにドーナツを買いに行きたくなります。

私も一緒に映画を見に行った次男坊とミスタードーナツに行きました。

でも、定番のポンデリングやフレンチクルーラーしかなくて、

カラフルなドーナツは売っていませんでした⤵

かなり残念。

自分で作るのも難しいと思うので、

ここは諦めます・・・。でも、食べたいな!

【11/12(金)公開】リドリー・スコット製作総指揮 映画『ドーナツキング』予告編

こんなのありました!

・・・少し欲しいな!

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