アラフィフ世代のアニメファンにとって、まさに“刺さる”1本。
プレイステーションの名作、『70年代風ロボットアニメ ゲッP-X』をご存じですか?
■ 『ゲッP-X』とは?
- タイトル:70年代風ロボットアニメ ゲッP-X
- 発売日:1999年5月27日
- メーカー:アローマ
- ジャンル:横スクロールシューティング
- メディア:CD-ROM4枚組
当時としては破格のボリュームとこだわりが詰まったシューティングゲームです。
ただのゲームではなく、“アニメ番組風”の演出が随所に散りばめられており、プレイヤーを70年代ロボットアニメの世界へと引き込みます。
■ 『ゲッP-X』は「ゲッターロボ」ファン必見!
このゲームは、70年代に一世を風靡した『ゲッターロボ』『ゲッターロボG』の熱狂的オマージュ作品。
リアルタイムでこれらのアニメを観ていた人には、「あの頃」が見事に蘇るはずです。
- 最初に“7時の時報”から始まり
- 本編の合間に“70年代風のCMタイム”が挟まれる構成
- CMの内容は、「ゲッP-X超合金」「ゲッPシャンプー」など架空の商品
細部に至るまで、70年代特撮&アニメ番組の雰囲気を徹底再現しています。
ここまでやるか!という演出に、笑いと感動が同時に押し寄せてきます。
■ 声優陣・主題歌がまさに夢の共演
制作陣の本気は、声優と音楽陣からも伝わってきます。なんとこの布陣!
【豪華声優陣】
- 神谷明(キン肉マン、シティーハンター)
- 速水奨(Zガンダム、BLEACH)
- たてかべ和也(ジャイアン)
- 池田秀一(シャア・アズナブル)
- 永井一郎(波平)
- 納谷悟朗(銭形警部)
【主題歌&挿入歌】
- ささきいさお(宇宙戦艦ヤマト)
- 串田アキラ(キン肉マンGo Fight!)
- 影山ヒロノブ(CHA-LA HEAD-CHA-LA)
アニメに詳しくない人でも、この声、この歌は聞いたことがあるはず。
とにかく“おやじホイホイ”の極致!
■ ゲーム性とストーリー
- 全8話構成の“1話完結型ストーリー”
- 毎話ごとに変わるゲストキャラや敵ロボット
- ステージごとに挿入される主題歌と次回予告
ただの横スクロールシューティングではなく、“一話完結のアニメを自分で動かしている”感覚。
単なる懐古趣味にとどまらず、ゲームとしても完成度が高いのが本作の魅力です。
■ まさかの続編構想?!
アニメ界でよくある“続編”の流れをゲームでも!
- 『ゲッP-X』からの『ゲッP-XX(ダブルエックス)』
- さらに『グレート ゲッP-X』や
- 『ゲッP-X THE ORIGIN』、
- 『武闘伝G ゲッP-X』まで…!?
実際にあってもおかしくないネーミングセンス。
ファンなら妄想するだけでワクワクしてしまいます。
是非、最新のゲーム機でリメイクしてほしいものです!!
■ 実は2本持ってました(体験談)
筆者が『ゲッP-X』を最初に手に入れたのは、2000年頃。
当時のレトロゲーム雑誌に載っていたレビューを見て、面白そうと思い購入。
その時点ではまだ“プレミア”ではなく、普通に中古で買えました。
一度プレイしてドハマりし、
「これはいずれプレミア化する!」
と直感してもう1本購入。
…しかし、他に欲しいゲームが出てきたため、泣く泣く1本を手放すことに。
■ 現在のプレミア価格
- 中古価格(参考:駿河屋):29,000円
- 買取価格(参考:駿河屋):14,000円
数年前まではまだ中古ショップで見かけることもありましたが、今ではまさに“幻のソフト”。

■ 令和の今こそ、リメイクを!
このクオリティ、この愛情、この本気。
ぜひPS5やSwitchでのリバイバル・リメイクを熱望したい作品です。
アニメ演出や声優パートをそのままに、現代の技術で再構成したら…と想像するだけで鳥肌モノ!
■ 最後に
『ゲッP-X』は、単なる懐古ゲーではありません。
70年代アニメへの愛とリスペクトが詰まりまくった、知る人ぞ知る名作です。
アラフィフ世代はもちろん、若い世代にも“昭和アニメ文化”の魅力を伝える教材のような一本。
どこかで見かけたら、迷わず手に入れてください。
それは、もう二度と出会えないかもしれません。
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